第二回文芸一角賞も締め切りのようですね。
経過はいかがなものか気になりますねえ。公開日が楽しみです。
今回の作品は前回より五割くらい文章が増量しているので、多少読み応えがあるかと思います。
そういえば本スレの方がそろそろ1000越えそうなのも気になります。
同人誌スレとは別で建てることになるのでしょうか。結構判断に迷うところかもしれません。

僕個人のつぶやきですが、昔全然作品の上がらないサークルに所属していたことがあるので、ちゃんと作品が集まる一角はかなり刺激的に思いますね。僕には先のことは読めませんが、どんどん盛り上がって行って欲しいと思います。
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この前mixi日記で妙に気になった記事があった。「目の前で轢かれて倒れている犬が居たら病院連れてってやれや人間なら」といった内容である。
正しいことかもしれないけれど、押しつけがましいとも思った。保健所では日々野良犬野良猫が殺されているわけで、近くに居る犬だけを助ける道理もない。彼にはそれが見えていない。

でも目の前の命を助けられる人ってのはかっこいいとも思う。428というゲームの亜智というキャラクターがそれを地で行っている。ニートをしながらゴミ拾いをし、命の危険が迫った女の子を徹底的に助け続ける。ちょっと出来過ぎだけど、新しいヒーロー像を見せられた気がした。

多分僕の考えはかなり稚拙で、若いころから本を読んでいる人にはとっくに気付いている命題なのだと思う。

そんでもって命を助けるってのはかなり大変なことで、例えば足の折れたハトを助けるにしても、自分で飼うわけにはいかないから何処にあるか知ろうともしなかった鳥獣センターとかを探し出して保護してもらう。これだけでも半日潰れる労力で、多少の覚悟がないとできないことだと僕は思う。

要は人に自分の善を押し付けていはいけないんじゃないかなあということです。日記程度なら可愛いものだけど、世論にまでなっちゃうと人を潰しかねないから。

mixiでニュースについて日記を書いたところ、知らない人からwwwとかつけられて揚げ足を取られたことがある。
その人のmixiを覗いてみたところ、見てはいけないものを見てしまったと思った。

思想は持っていて良いと思うのだけど、何故見ず知らずの人を口汚く罵ることができるのかと。
とはいえ僕の疑問は場所によっては通じないし、煽り騙りはスレの華なんていうけれど、mixiだしなあ。
自分と意見が違う人間は嘲笑の対象ってのは如何にも狭いと思うのだけど。

それ以来あまりニュースのことを日記に書かなくなった。批判があるのは覚悟していたつもりだったのだが、これだけうんざりさせられるんだからやはり覚悟が足りなかったのだ。

身の毛もよだつ世界「残酷」昔ばなし。
みんな死んじゃう話とかがいきなり出てきて、これは残酷だなーと思ってると、
だんだんユーモラスな話が増えてきて拍子抜けしてしまう。これはこれで面白いのですが。
一つ一つ解説するときりがないので、一つだけ興味深い内容の話を。
これは単純に言えば、うだつのあがらない青年のサクセスストーリーです。
背景には封建時代のヨーロッパにおける格差がありまして、この辺りに残酷な要因が絡んできます。
サクセスストーリーの何が残酷かというと、主人公の青年が王様の弱みを握り、
王女を犯して、王妃に自分のクソを食わせ、王様とロバをセックスさせるという、とんでもない話なのです。
権力者に対する不満を具現化したとも言えますが、よくよく考えれば不満と異常性癖の関連に必然性がない。
作者は余程欲求不満だったのではないかと思ってしまい、なかなか面白いところです。
意外と読後感の良い作品もありますので、興味がありましたらご一読ください。

水滸伝が面白い。北方謙三の歴史小説は基本的に群像劇で、いくつものエピソードが連なって
成り立っている。
そのエピソードはどれもそれだけで一つの小説が書けてしまうくらい良くできていて面白い。
父を殺された士官が父が世話をしている男と邂逅し、義兄弟になって二人で反乱軍の旗を揚げてしまう……
シンプルなひねり具合が絶妙で、このままこいつらの活躍を観たい、と思ったところで別のエピソードが
出てくる。
ちょっとこの辺りは見習いたいなあ。とりあえず水滸伝、残り九巻全部読もう。これが終わっても続きの楊令伝があるわけで、北方謙三は本当にすごい。

 俺たちはあいつを見上げて生きてきた。
 その見上げるとは、才能や実績のような抽象的なものではなく、物理的なものだった。
「俺、華子に告白する」
 良平が俺にそう告げる。「あいつ」の名前は高嶺華子。俺と良平、華子は幼馴染で、いつも三人でつるんでいた。
「お前、なんで俺にそんなことを」
「だって、お前も華子のこと好きなんだろ。それを知っていた上で告白するから、まずお前に話すんだ」
 良平は馬鹿正直で、純朴な男だ。それは十年友人をやっている俺が言うのだから間違いない。それでも俺はショックだった。良平の言っていることは百パーセント真実だからだ。
 俺は今日お前を出し抜く、良平の決意に満ちた眼差しがそう言っていた。
 そうと言う間に華子が下駄箱にやってきた。良平はゆっくりと、強い足取りで華子に近づく。
「華子!」
 華子が長い艶やかな髪を揺らし、良平にその睫毛の長く大きい瞳を向ける。
「どうしたの? 良平、息がきれてるよ」
「俺は! 俺は……!」
 良平が首を反らし、遥か上を見上げて、身体を震わせている。勢い余って近づきすぎたのが悪かった。角度的に華子も、良平もギリギリの首の位置で向かい合うしかなかったのだ。
 それというのも、華子は中学生にして身長二メートルを越そうかという大女で、対する良平は小学生と間違われる程の背丈しかなかった。
「お、お、お、俺は……」
 駄目だ、完全にあの背丈に圧倒されている。俺はあいつのもう一つの特性を知っている。それは俺にも共通することだが、物凄い小心者なのだ。
「お、お、お前背ぇでかすぎるんだよでか女!」
 良平が腹の底から叫んだ声は罵倒だった。良平は顔を真っ赤にして、何処かへ走り去っていった。何やってんだ!
 華子は手の平を唇に当てて立ち尽くしている。俺は華子に近づき、声をかけた。
「華子、大丈夫か」
「大丈夫だけど、ど、どうしたのかな、良平。なんであんなこと私に言ったのかな。ずっと、私の事嫌いだったのかな。私、何か悪いことしたのかな」
 華子が口元を歪め、瞬く瞳に涙が潤み、その艶のある肌に落ちようとしている。俺は顔一つ半程背丈が高い華子を見上げ、この身体付きと相反する繊細な少女をどう慰めようか悩んでいた。
 すると、校舎の影で、良平が俺たち二人の様子をちらちら見ながら隠れているのに気付いた。
 今、告白しておかなければ、立ち直った良平に華子を取られるかもしれない。俺の中で衝動が起きた。今、傷ついている華子に何を言うかで、今後の運命が決まるんじゃないか、そんな葛藤が俺の胸で交錯した。
 俺は心配そうにしている良平を一瞥し、華子に視線を向けた。
「は、は、華子!」
 俺は声を震わせながら、華子の瞳を見上げた。
「どうしたの? なんか今日二人とも変よ?」

――思考が……止まる!

「じ、実は良平と一緒に駆けっこしてたんだよ」
「え、駆けっこって?」
「それは……どっちが先に華子を怒らせるかって」
「怒らせるって……だから良平はあんなこと言ったってこと?」
 華子は呆れたように溜息をついた。
「そうそう。ちょっと悪い遊びだったな……って反省してるけど。だからあいつもそのうち謝ってくると思うから、あんまり気にすんなよ」
「本当二人とも変わらないね、全然大人にならないんだから」
 言葉ではそう言いつつも、華子は安心したように口角を上げて笑っていた。
 遠くから良平が驚いた顔をしている。俺は自分のヘタレぶりに苦笑した。
 これで両者決め手を欠き、告白は失敗に終わった。
 俺たちは互いにライバルだと言うことを知ってしまった。しかし互いに小心者だということも前から知っている。
 俺たちの戦いはこれからどうなるのだろう。それは今のところ誰にもわからない。
 小心者の俺たちが、華子のハートを射止める日は来るのだろうか。
 高嶺の花は、一層華やかに咲き誇っていた。

どうも僕です。
5月31日に控えた一角の文芸賞に送る作品を一応書き上げました。
大体20枚くらい。
前半の密度に比べて執筆体力の切れた後半がスッカスカなので、締め切りまでに肉付けしていく感じですかね。
投稿しようか迷っている方々には是非勇気を出していただきたいものです。
ちなみに僕は本スレに書きこんだことはないのです。潜在的な参加者は結構いらっしゃる気がするんですよねえ。

今年は100冊読む、と思っていながら、まだ30冊くらいしか読めてないです。
やはり公募もあるし、仕事もあるわけで、読書ばかりに時間を使っていられない。
ラノベで数を稼いでも何の意味もないので、ちまちま読むわけですが。
5月末の公募に無事送れたら、読書をもうちょい頑張りたいですねえ。

それにしても水滸伝はマジで良いです。職場の休み時間ちょっと読むだけで心が豊かになり仕事にも身に入ります。まだ10巻分残ってるので当分大丈夫ですね。

今、水滸伝を読んでいるのですが、相変わらず猛々しい気分に駆り立てられます。
ただ三国志の時もそうだったのですが、歴史小説にはどうしてもある種の切なさを覚えます。
それは僕が歴史オタクだったため、大抵の結末を知っているということです。
三国志は勝利者不在のまま終結することも知ってるし、
水滸伝だってそもそもその後の中国が女真族に征服されることを知っているので、
決してハッピーエンドにはならないだろうと、愛すべきキャラクターたちが
叶わぬ志と共に死んでいくのが予想できるからです。

逆に安心して読めたのは耶律楚材でしょうか。晩年は不遇とはいえ、
モンゴル帝国は更なる拡張を進めていくわけで。

何も知らないで三国志や水滸伝を読んだらどうだったかな、とも思いますが、
まあそれはそれで先が続かないかもしれませんね。

能田達規・作「がらくた屋まんた」が昔一番好きな漫画でした。
単行本も5巻全部そろってます。今じゃJコミで全部読めるらしいですけどね。
最初の頃は滅茶苦茶絵が下手なのですが、ダイナミックな展開のコメディが魅力で全然気になりません。
むしろ絵がパワーアップしてからの方が多少展開が物足りなくなったくらいで。
同じ作者が書いている同じような漫画、「ピース電機店」は逆に読んでいないんですよね。もう本屋でも見かけないし。あっちの方が長く続いているからそろえるのも大変でしょうし、なかなか手がつけられません。
いっそあっちがJコミに登録されれば良いのに。
まあこれだけ漫画も多様化してくると、電子書籍の存在は確かに便利ですよね。「電撃ドクターモアイ君」ももうJコミにあるからいらないなあ……なんで取っておいたのでしょう。
でもがらくた屋まん太は生きている限り保存しておくつもりです。

 こんにちは。今回紹介させていただく本は、千早茜「魚神」です。

 生々しく、それでいてアクのない表現が光る今作品。ある本土から離れた島の中で、慾深い老婆に、遊廓へ売られること前提で拾われた二人の姉弟の物語です。

 舞台は近代日本。その島には戸籍というものが存在せず、自治社会として、極めて閉鎖的な環境で放置されています。その中で、遊廓だけが華々しく営まれていました。姉弟二人は互いの運命を知りながら、互いに依存し、求め合っています。

 二人は幼いころから色白で器量がよく、主に商売道具として、島民たちからいやらしい目で見られていました。姉は馬鹿にされ、弟は乱暴にさらされる。そんな日々の中で弟は薬作りの才能を目覚めさせ、その薬の良質さから島の人から一目置かれる存在になります。

 しかしある日二人は弟が陰間(男色を扱う茶屋)に売られることで離れ離れになります。

 この話は姉の視点から語られるのですが、弟に対する姉の気持ちは複雑です。そっけないようで求めている。存在を感じたがっている。そしてその後、遊廓に売られた姉は遊女としての勤めを果たしていき、次第に弟がその影をちらほら見せ始める。その過程は姉の無機質な視点から、ある種、淡々と書かれています。セックスシーンも極めて客観的です。後半かなり血なまぐさい話しになるのですが、淡々とした文体と、それでいて力強い展開が読者を惹きつけます。

 この作品を読んでいると、人の存在の重さという物を考えてしまいます。作品に出てくる「商品」である人々は、倫理観の低さから、存在そのものが軽いです。使い捨てられる運命を享受しています。そういう社会があったことを読者は突きつけられるのです。

 そんな中、互いを求め合う姉と弟はどうなるのか、二人の生きる道を、是非見届けてみてください。

 今回紹介させていただく本は、佐藤友哉・作「水没ピアノ」です。

 フリーターとして何の夢も持たず、メル友と交信することだけが楽しみの青年、家族全員が隔離された芸術家、少女を必死で守ろうとする少年。
 今作はこれら三人の主人公によって語られるミステリーです。最初はなんら繋がりを見いだせない話が、後半になって一気に繋がっていく様は圧巻です。

 この話、非常に切ないです。主人公たちは誰もが罪を抱えていて、何かを守りたがっています。しかし彼らは何一つとして守ることができない。異性も家族も。どんな感情があれど、理由、立場があっても、彼らは総じて空回りします。

 物語の途中、ほとんど完璧な才色兼備のキャラが登場します。そして劣等感丸出しの主人公と絡んでいくのです。彼によって主人公は己の負の部分、何もかもを引き戻されてしまいます。

 しかし抱えた罪がいくら重かろうが、主人公たちに共感する人は少なくないでしょう。それは彼らの考えが素朴だからです。その素朴からくる行動が過剰になっているのですが、それでも誰もが抱く、幼い考え方の延長線上にあるのです。
 そして全てが終わった時、彼らの願いが切なく響きます。

 複雑ではありますが、面白い要素の詰まった傑作です。是非一度手にお取り下さい。

再起不能の父の見舞いに行った後、雨が上がったので飼い犬「コロ」の散歩に出かけた。
庭はぬかるんでいたが、汚い靴を履いてきたので気にしない。秋田犬だけにでかいコロが強く引っ張るのを抑えながら、ゆっくりと道路に出た。
僕が二十の頃にコロは家に来た。父が「飼い犬を飼うことで寿命が延びる」と言って飼いだしたのだが、その一年半後に再起不能になってしまった。なので今は僕が世話をしている。
コロはもう七歳になる。そろそろ犬としては油がのってきた頃だろうか。残念ながら嫁さんは諦めてもらうしかないが、死ぬまで面倒はみてやるつもりだ。
「お父さん元気だったぞ」とコロに声をかけた。コロは何も反応せず、匂いの向くままに鼻を向けていた。何故こんなことを言ったのだろう。父は別に元気でもなんでもなかった。
幼児がコロを指さし「おっきいワンワン」を言っている。親御さんに会釈して帰路についた。
しばらくして僕も「おっきいワンワン」と呟いた。

ここ数か月で一度に三人くらいの小説仲間と立て続けに関係が途絶えた。それぞれネットで知り合った人で、
うち二人とは相当親密に話していた。
だが綺麗さっぱり交流はなくなってしまった。大いに不味いことをしたし、
不幸も重なったのだが、それ以上にネット上での繋がりの脆さを痛感せざるを得なかった。
リアルだったらなんとでも挽回できるのに、と思うが、仕方のないことである。
非があったことは素直に認め、次に活かせるようにしなければならない。
女々しく縁を戻そう等、考えない方が良いのだろう。
辛いけれどね。

北方謙三の小説を読んでいると、どうしようもなく辛いことも忘れて夢中になることができる。
今の僕にはこういう本が必要だと思う。

そしてGWが明日で終わるのだね。思ったより色々できなかったけれど、しっかり休んだから良いかな。

 食卓は味噌の香りが充満していた。床はほうとうの汁で濡れている。全部こぼしたのは俺、犯人俺、でも原因は妻。毎度のように残飯のような料理を食わされてうんざりしている。特に今回のほうとうはぐでぐでの麺と汁のコラボが俺の堪忍袋の尾を破裂させた。
「なにするのよ」妻は自分が作ったものを無下に扱われてヒステリーを起こしている。はっ、これで頑張ったとでも言いたいのだろうか。
「お前の料理には愛がない」
 俺は数年間溜め込んでいたことを言ってやった。愛のない料理は不味い。俺が女だったらもっと美味いものを作る。
とにかくもう限界だ。愛のない結婚、愛のない営み、愛のない介護、愛のない死。俺は人生を誤ったのだろう。こんな女に引っかかってしまうなんて。
 次の日妻から離婚の話を切り出された。これは丁度良い、子供も居ないことだし、しばらく実家にでも帰って後々のことを考えることにしよう。ああ愛のない生活からようやく解放される。覆水盆に返らずというが、あのほうとうを御椀に戻すような無駄は絶対にしたくないな。

僕は地道にコツコツやるタイプだと思っていたが、実は投げ出すことの多い、辛抱弱い性格だと気付いた。大体一つのことを一年は続けるのだが、それ以上が続かない。石の上にも三年というから、二年も足りない。その最たる例は空手だろう。

僕は空手を一年やっていたが、最後になるともう泣きつくようにして辞めてしまった。まず僕は精神病を患っているので、開始後三十分もすると頭が狂いそうに抑えつけられる。そんな中続けていたのはある種超人的とも言えるのだが、僕は超人じゃないので挫折した。

次に痛い。高校生の蹴りを顔面にもろに食らって痣が出来た時は言いようのない敗北感に襲われた。高校生のなんと強いことか。そしてなんと猛々しく遠慮のないことか。

だが結局どんな理由があろうが、続けるのは本人の意志次第なのだ。思い返せば三年以上続けたことなど日記くらいしかなかった。創作においても継続して続けられるものを見つけることが肝要だと思う。なぜなら僕には空手の小説なんぞ書けやしないのだ。

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