本日二度目の日記。
久々に書評記事書いてみました。

 こんにちは。佐久本庸介です。
 今回紹介させていただくのは市川拓司・作「いま、会いにゆきます」です。
 映画が大ヒットして、主演同士が結婚したことでも有名な作品ですが、原作もそれに劣ることのない良作です。
 シングルファーザーの親子の生活から物語は始まるのですが、お父さんの方は脳に障害を負っていて、密閉された空間に耐えられません。なので電車にも乗れません。息子もそれをわかった上で、たとえば映画館に行きたい時は送ってもらった上で一人で観るのです。
 お父さんは奥さんのことを忘れないうちに、奥さんのことを書いた物語を書きたいと思っています。しかし脳の障害は記憶にも作用していて、お父さんは記憶を留めていくのが苦手です。この縛りの効いた現実が彼に立ちはだかっているのです。
 そんな親子の前に、ある日、死んだはずの奥さんが姿を表します。
 奥さんは記憶喪失ではありながら、徐々に家族として生活していくのです。
 記憶以上に、今そこにいる現実は親子にとってどれほど貴重なものでしょう。
 お父さんは、小説として書くはずだった奥さんの「物語」を、毎日語り続けます。
 それによって奥さんは、営んでいた生活を取り戻していきます。
 そして語り終わった物語の先には、意外なからくりが待っていたのです。
 この小説、三百ページ以上ありますが、読みやすいのでさほど苦労もせずに読めると思います。
 映画を観ていない方にもオススメです。是非ご一読を!
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