この話はあくまで自分だけのもので、他の方にそのまま適用できるものではないと思っております。自分の状態そのものを書きました。それでよろしければお読みいただければと思います。

 私はここ十年間、精神科に通院し続けていますが、大体そのうちの七年間くらいは同じ薬を飲み続けていました。
 発症してから大体二年くらいでその薬で固定されたのですが、常にだるいしやたらと眠るけれど、それまで飲んでいた薬よりは相当改善されたし、今までできなかったことができるようになったので、このままの状態で生きていけると考えました。
 しかし最近になってやたらと眠くなる原因は今飲んでいる薬が多いからだと思うようになり、医師と相談して少しずつ減らしていくことになりました。
 ジプレキサという薬を寝る前に15mg飲んでいたのですが、まず2.5mg減らして、更にもう一回減らし、しばらく様子をみてもう一回減らしました。7.5mgの処方量になり、ようやく半分の量に減らすことができたのです。
 変化はありました。期待したような変化ではありませんでしたが、最悪考えられる再発の兆しは全くみられず、今後どうなるかは別として、私の場合はとりあえず薬を減らすことがマイナスにはなりませんでした。
 ではどういう変化があったか、まず減らした数日間はやたらと調子がよくなりました。頭はクリアになり、色々なことをしても疲れなくなりました。
 ただ、残念なことに数日経つと絶好調さはなりを潜め、前と大して変わらなくなってしまいます。これが有名な「プラシーボ効果」かなとがっくりしたものです。
 ただこれは仮説ですが、多量の薬で抑えられていた部分が一時的に開放されて、調子が良くなったのではないかとも私は感じるのです。そしてだんだん少量になった薬が全体に行きわたるようになり、また調子が元に戻る。あくまで素人の仮説に過ぎませんが、そう考えると自分の中では納得ができます。
 よくよく考えれば15mg飲んでいた頃は調子を崩すと二時間くらい寝ても治らないことがあったけれど、最近はほん少しソフトになった気もするし、薬の作用の強さを考えれば多少の改善があっても不思議ではないだろうと思います。
 私はもう病気じゃなかった頃の自分の体調がよくわかりませんが、健康体というのはかなりスペシャルな状態なのではないかと、おぼろげに、落ち着かない気持ちで考える次第です。
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